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特集 酵素検査法 病理
ATPase Adenosine triphosphatase
著者: 堀浩1
所属機関: 1北大理学部・動物学
ページ範囲:P.1320 - P.1321
文献購入ページに移動ATPaseとは
ATPaseとは,一般にATP→ADP+Piの反応を触媒する酵素のことである.組織化学的にこの反応を証明することはそんなに困難なことではないが,得られた結果の判定はややむずかしい.なぜならATPaseでなくともATPを加水分解する酵素は他にいくつもあるからである。そのうち最も卑近なものはアルカリホスファターゼであろう.どうしたら本当のATPaseとその他のものを区別できるかはかなりめんどうな問題であるが,それについては結果の項でふれるとして,まず固定染色の方法を先に述べる.
ATPaseとは,一般にATP→ADP+Piの反応を触媒する酵素のことである.組織化学的にこの反応を証明することはそんなに困難なことではないが,得られた結果の判定はややむずかしい.なぜならATPaseでなくともATPを加水分解する酵素は他にいくつもあるからである。そのうち最も卑近なものはアルカリホスファターゼであろう.どうしたら本当のATPaseとその他のものを区別できるかはかなりめんどうな問題であるが,それについては結果の項でふれるとして,まず固定染色の方法を先に述べる.
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