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特集 酵素検査法 細菌
ゲラム陰性杆菌(腸内細菌とその類似菌)の酵素化学的検査とその意義
著者: 橋本雅一1
所属機関: 1東医歯大・微生物
ページ範囲:P.1338 - P.1343
文献購入ページに移動ホーゲス・プロスカウエル反応(Voges-Proskauer reaction)
1.いとぐち
Voges & Proskauer(1898)は,乳糖を分解する大腸菌類似の細菌の中に,ブドウ糖加培地に発育させ水酸化カリウムの濃厚溶液を加えると,大腸菌とは違って,菌液が徐々に赤くなりまた螢光を呈するような変化を起こす菌群があることを明らかにした.この反応がVoges-Proskauer(VP)反応と呼ばれているもので,現在ではある種の細菌によって炭水化物が分解した結果産生されたアセトイン(acetoin,アセチル・メチル・カルビノール;acethylmethylcarbinol)を検出する試験であることが知られ,腸内細菌,特に大腸菌群の鑑別,腸炎ビブリオの生物型の決定に用いられている.
1.いとぐち
Voges & Proskauer(1898)は,乳糖を分解する大腸菌類似の細菌の中に,ブドウ糖加培地に発育させ水酸化カリウムの濃厚溶液を加えると,大腸菌とは違って,菌液が徐々に赤くなりまた螢光を呈するような変化を起こす菌群があることを明らかにした.この反応がVoges-Proskauer(VP)反応と呼ばれているもので,現在ではある種の細菌によって炭水化物が分解した結果産生されたアセトイン(acetoin,アセチル・メチル・カルビノール;acethylmethylcarbinol)を検出する試験であることが知られ,腸内細菌,特に大腸菌群の鑑別,腸炎ビブリオの生物型の決定に用いられている.
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