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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻12号

1971年12月発行

文献概要

特集 酵素検査法 細菌

抗酸菌の酵素化学的検査法

著者: 豊原希一1

所属機関: 1結核研究所アイソトープ研究科

ページ範囲:P.1345 - P.1348

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はじめに
 抗酸菌(Mycobacteria)の同定には現在,酵素化学的検査法の比重が高くなっている.これは抗酸菌の生化学の研究が発展し,多くの酵素反応を同定に応用できるようになったことと,抗酸菌の分類が非定型抗酸菌の命名や意義をめぐり混乱し,従来のBergey分類1)を再分類せざるをえない状態になっているからである.酵素検査法を活用するには抗酸菌の分類が,最近のどのようになっているか,一応頭にに入れておく必要があるので,それを表1に記しておく.なお新分類はまだ決定的なものではないので,ある程度私見がはいるがご了承願いたい.
 臨床的に意義の少ない迅速発育菌を抗酸性雑菌と通称する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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