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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻4号

1971年04月発行

文献概要

技術解説

マクロファージ遊走阻止試験

著者: 山浦昇1

所属機関: 1慶大微生物

ページ範囲:P.348 - P.353

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はじめに
 生体にとってマイナスの免疫現象であるアレルギー反応(過敏症)は,周囲のごとく,即時型(immediate type)と遅延型(delayed type)と呼ばれる2群に分類されている.前者は血清中の抗体の作用で起こるが,後者は血清抗体では説明がつかず,ある種の細胞(リンパ系細胞)との関連が問題となっている.
 本稿で紹介するマクロファージ(大食細胞)遊走阻止試験は,in vitroにおいて細胞の遅延型アレルギー性の有無を調べるために開発されたものである1,2).本邦でもすでに吉田ら3),秋山ら4,5)の紹介がある.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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