文献詳細
技術解説
文献概要
はじめに
生体にとってマイナスの免疫現象であるアレルギー反応(過敏症)は,周囲のごとく,即時型(immediate type)と遅延型(delayed type)と呼ばれる2群に分類されている.前者は血清中の抗体の作用で起こるが,後者は血清抗体では説明がつかず,ある種の細胞(リンパ系細胞)との関連が問題となっている.
本稿で紹介するマクロファージ(大食細胞)遊走阻止試験は,in vitroにおいて細胞の遅延型アレルギー性の有無を調べるために開発されたものである1,2).本邦でもすでに吉田ら3),秋山ら4,5)の紹介がある.
生体にとってマイナスの免疫現象であるアレルギー反応(過敏症)は,周囲のごとく,即時型(immediate type)と遅延型(delayed type)と呼ばれる2群に分類されている.前者は血清中の抗体の作用で起こるが,後者は血清抗体では説明がつかず,ある種の細胞(リンパ系細胞)との関連が問題となっている.
本稿で紹介するマクロファージ(大食細胞)遊走阻止試験は,in vitroにおいて細胞の遅延型アレルギー性の有無を調べるために開発されたものである1,2).本邦でもすでに吉田ら3),秋山ら4,5)の紹介がある.
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