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技術解説
ネガティブ染色法によるウイルス感染症の臨床検査法(グラフ参照)
著者: 橋本和夫1 石沢肇2 木村瑞雄1
所属機関: 1弘前大皮膚科 2弘前大中央電顕室
ページ範囲:P.450 - P.453
文献購入ページに移動従来ウイルス性疾患は,その臨床症状に特徴あるものが多いため,細菌性疾患とは異なり,必ずしも病原体を確認することなしに診断が下される傾向にあった.
これはポリオ,日本脳炎,痘瘡などは別として,一般にウイルス性皮膚疾患では,一定の臨床経過を経て全治するものが多く,たとえ確診が得られなくとも予後は概して良好であるという事実や,また従来のウイルス学的診断法があまりに経費と時間を要し,結果が出た時点ですでに臨床的に無価値になることが多かったためと考えられる.
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