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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻6号

1971年06月発行

文献概要

研究

肝疾患患者における血清IgGとそのタンパク分画について

著者: 宮谷勝明12 福井巌12

所属機関: 1京府医大病院臨床検査部 2現宇治黄檗病院臨床検査室

ページ範囲:P.602 - P.604

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 免疫学的沈降反応を用いた抗原微量定量法が開発されてから,数多くの検体を単に操作できるようになった.この方法を用いて血漿(血清)あるいは他の体液のタンパクを定量することにより,他の方法では検索しえなかった病変が発見でき,診断1),経過の観察2)および予後3)などの判定に資する場合が少なくない.
 すでに各種疾患時における血中IgA,IgMおよびIgGの量的変動については数多くの報告4-6)がみられる.われわれは肝疾患患者(慢性肝炎,肝硬変症)における血清IgGとそのタンパク分画の量的変動およびその両者の関係について検討を加えたので,その成績を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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