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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻6号

1971年06月発行

文献概要

Senior Course 細菌

レンサ球菌の検査

著者: 永井龍夫1

所属機関: 1札医大・中検

ページ範囲:P.620 - P.620

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1.溶連菌と緑連菌
 レンサ球菌が典型的な連鎖状の配列を示すのは,固型培地上の培養菌よりも液体培養の場合である.通常本菌の培養には血液カンテン培地が使用されるが,血液加培地は本菌の発育増殖に好適であるのみでなく,分類の基本となる溶血態度を観察できるので便利である.
 レンサ球菌の溶血態度には2つの型があり,溶血環が緑色を呈するものをα型溶血,溶血環が完全に透明になるものをβ型溶血と呼び,溶血を示さぬものをα型,β型と対比させる意味でγ型と呼んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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