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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻7号

1971年07月発行

文献概要

研究

Iron Fuchsin Redおよび塩酸フクシン液による糖原ならびに粘液染色法

著者: 松崎真人1 永田告治1 中山裕子1 倉岡俊助1

所属機関: 1銀杏学園短大衛生技術科

ページ範囲:P.712 - P.713

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緒言
 糖原の選択的染色法としてBestカーミン法1,2)があるが,この方法は染色液がアルカリ性を呈するため,パラフィン切片を使用する場合に切片の剥離を招くおそれがある.それゆえに現在では一般に過ヨウ素酸Schiff反応2,3)が用いられている.しかしこの方法にも,1,2の弱点がある.それはSchiff氏試薬の作製に長時間を要し,急にその染色が必要になった場合に用いることができないこと,また染色操作上の些細な不注意により目的以外の組織成分,たとえば膠原線維などが比較的に強く染色されることなどである.そこでこれらの弱点を補い,さらに染色操作においても簡便な方法を得ることを目的として今度の研究を行なった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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