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研究
Iron Fuchsin Redおよび塩酸フクシン液による糖原ならびに粘液染色法
著者: 松崎真人1 永田告治1 中山裕子1 倉岡俊助1
所属機関: 1銀杏学園短大衛生技術科
ページ範囲:P.712 - P.713
文献購入ページに移動糖原の選択的染色法としてBestカーミン法1,2)があるが,この方法は染色液がアルカリ性を呈するため,パラフィン切片を使用する場合に切片の剥離を招くおそれがある.それゆえに現在では一般に過ヨウ素酸Schiff反応2,3)が用いられている.しかしこの方法にも,1,2の弱点がある.それはSchiff氏試薬の作製に長時間を要し,急にその染色が必要になった場合に用いることができないこと,また染色操作上の些細な不注意により目的以外の組織成分,たとえば膠原線維などが比較的に強く染色されることなどである.そこでこれらの弱点を補い,さらに染色操作においても簡便な方法を得ることを目的として今度の研究を行なった.
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