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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻7号

1971年07月発行

文献概要

Senior Course 生理2

脈波のとりかた(2)—圧脈波(側脈波)

著者: 椎名晋一1

所属機関: 1東医歯大中検

ページ範囲:P.731 - P.731

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 圧脈波の記録は動脈内に針またはカテーテルを入れて,それとマノメーターを管でつないで,動脈内圧の変動をマノメーターで読む.これではマノメーターに圧波が伝達するまでに歪みを生ずるので,波形変化が正確に表わされないので,最近は針またはカテーテルの先端にマイクロマノメーターを取りつけて歪みを防ぐくふうがなされている.しかし,これは細い動脈で測定することを不可能にしている.以上のごとく圧脈波は観血的に測定されるので,心臓カテーテル施行などの限られた場合に行なわれるのが普通である.
 一方,圧脈波を非観血的に測定することはできないので,血管自体の側方移行するための圧も加えた側脈波を測定することが,日常行なわれている.もちろん,圧波と側脈波は純粋な意味では異なるが,臨床的には側脈波で圧波に替えることが多くの場合できるので,ここでも非観血的な側脈波について述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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