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文献詳細

雑誌文献

臨床検査15巻9号

1971年09月発行

文献概要

カラーグラフ

骨髄腫細胞

著者: 今村幸雄1

所属機関: 1東大第3内科

ページ範囲:P.846 - P.847

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 骨髄腫細胞は形質細胞が腫瘍化したもので骨髄腫タンパクを産生・分泌する.一般に形質細胞に比して核,細胞質ともに大きいものが多く,症例ごとに,また同一標本でも異なった形態を示している.しかし,形質細胞と明確に区別する形態学的・細胞化学的特徴はまだ知られていない.反応性の形質細胞増加でも少数ながらこのような形態を示す細胞がみられることがある(図8).骨髄腫細胞と同定するにはその腫瘍性増殖像を見いだすことがぜひ必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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