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骨髄腫の種々相
著者: 今村幸雄1
所属機関: 1東大第3内科
ページ範囲:P.849 - P.852
文献購入ページに移動 骨髄腫の血清,あるいは尿中にはほとんどすべての症例(本症の98-99%)にmonoclonal γ-globulin(M-成分―骨髄腫タンパク,Bence Jones protein)がみられる.したがってこのM-成分の検査は骨髄腫の診断にきわめて有力である.アガロース高圧電気泳動法,カンテン免疫電気泳動法,薄層ゲルクロマト法による骨髄腫異常タンパクの種々相を示す.ただし血清中のmonoclonal γ-globulinは他の疾患でも観察される場合のあることを心にとめておくべきである(図2).
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