文献詳細
コンピュータの基礎知識・8
文献概要
はじめに
心電図のコンピュータ診断は,その目的によって2つの方向がある.その1つは,臨床診断を「目的としたもので,従来,P,QRS,ST,Tなどの電位,幅,各波形間の時間を測定することしかできなかった人間の目の生理限界を越えて,何かしちの新しい重要所見を見いだそうとする試みであり,さらには発見された重要所見をとり入れて,機械的に診断しようとする試みである.もう1つは過去の経験から明らかにされた各種の心電図パターンに基づいて,機械の正確さと高速性を利用し,心電図を分類しようとする試みである.
いずれにしても,心電図のコンピュータ診断はあくまでも医師の心電図判読の補助として,医師の負担を省力化するところに意義がある.
心電図のコンピュータ診断は,その目的によって2つの方向がある.その1つは,臨床診断を「目的としたもので,従来,P,QRS,ST,Tなどの電位,幅,各波形間の時間を測定することしかできなかった人間の目の生理限界を越えて,何かしちの新しい重要所見を見いだそうとする試みであり,さらには発見された重要所見をとり入れて,機械的に診断しようとする試みである.もう1つは過去の経験から明らかにされた各種の心電図パターンに基づいて,機械の正確さと高速性を利用し,心電図を分類しようとする試みである.
いずれにしても,心電図のコンピュータ診断はあくまでも医師の心電図判読の補助として,医師の負担を省力化するところに意義がある.
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