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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻1号

1972年01月発行

文献概要

技術解説

血小板自動算定法の実際

著者: 高野喜久雄1 奥田稔1 大竹順子2 長嶋町子2

所属機関: 1順天堂臨床病理 2順天堂医院中央検査部

ページ範囲:P.21 - P.30

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 血小板算定は大別して間接法と直接法に分かれ,前者の代表的方法としてはSahli-Fonio法,後者の代表例としてはRees-Ecker法,Brecker-Cronkite法がある.これらの方法はそれぞれ利点・欠点があり,たとえばFonio法では塗抹標本上の血小板の不均一な分布が問題となる.Rees-Ecker法は血小板とゴミとの鑑別が困難なことが指摘されてきた.またBrecker-Cronkite法においても視算の労力と,その不確実さは避けがたい誤差として現われることはすでに知られる1)ところである.
 1965年,Bullらは血小板算定に自動血球計数器を導入し,その自動化の試みを発表した.その後この方法は,欧米において広く認められている2-4)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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