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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻1号

1972年01月発行

文献概要

研究

結核菌耐性検査におけるリング拡散法の研究—第3報 2次薬についての検討

著者: 平峰繁1

所属機関: 1国立療養所貝塚千石荘研究検査科

ページ範囲:P.89 - P.92

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 特定のシャーレに作った1%小川培地に菌を接種し,ディスクの薬剤をドーナツ状に拡散させてその耐性度を測定するリング拡散法1)は,SM,INH,PAS,KMの4剤が2枚の培地で行なえることを先に報告2)したが,今回はTH,EB,VM,CPMについて,稀釈法と本法との相関関係からそれらの成績判定表を作成するとともに,直立拡散法との比較も行なったので,合わせてここに報告する。
 なおCSについては,150例ほど行なったが,市販のディスクが20mcg感性菌でも阻止帯が0という結果であり,Lot NO.を替えてもディスク中のCS力価が相当ドロップしていて,短い阻止帯しか形成しなかったので一時中止し,改めてメーカーに品質のよいディスクの作製を依頼して,目下実験を継続中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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