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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻1号

1972年01月発行

文献概要

新しいキットの紹介

ビリルビンキットの検討

著者: 河喜多龍祥1 佐竹幸子1

所属機関: 1順大臨床病理 2千葉・葛南病院検査科

ページ範囲:P.93 - P.96

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 血清ビリルビン定量は,肝胆道疾患はもちろん新生児溶血性疾患,不適合輸血,先天性および後天性溶血性貧血など各種の血液疾患に対して,診断・治療上欠くことのできない指標であり,臨床化学検査において重要な種目の1つである.その測定法の代表的なものに,(1)Evelyn-Malloy法,(2)Jendrassik法,(3)Michälsson変法などがあるが,現在最も広く用いられているのは,ビリルビンがジアゾ試薬と反応して生じるPink-Violetのアゾビリルビンを比色定量するEvelyn-Malloy法である.今回このEvelyn-Malloy法の改良法で,測定操作を簡易化し,また血清量が微量で測定可能な試薬キットが栄研化学より発売され試用する機会を得て,若干検討したのでその結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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