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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻10号

1972年10月発行

文献概要

ME機器の安全対策・10

酸素テント,高圧酸素室を使用するとき

著者: 市河鴻一12

所属機関: 1ME機器安全対策研究会 2(株)市河思誠堂

ページ範囲:P.1100 - P.1104

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 近年,病院における酸素の使用は驚異的に増大し,単に病室での酸素吸入にかぎらず,手術室,回復室,ICU,CCU,新生児室などにいたるまで不可欠のものとなってきた。これは近代医学において,呼吸と循環の生理から人間の生命維持には酸素が絶対必須のものであり,その死亡に直接つながる呼吸停止の原因の大半は,酸素不足によるとまで極言されることから由来するものといえよう.したがって,酸素を使う診療機器も昨今急激にふえ,酸素吸入器はもちろん,吸入療法機器(IPPB),呼吸機能検査機器,酸素テント,麻酔器,人工呼吸器,蘇生器,保育器,高圧酸素室など院内で身近に目にふれる機器も多くなってきた.これに伴いそれらによる事故も頻発することとなってきた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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