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文献概要
検査機器のメカニズム・10
自動生化学分析装置
著者: 瓜谷富三1
所属機関: 1東芝KK医用機器事業部
ページ範囲:P.1158 - P.1159
文献購入ページに移動1.自動生化学分析装置
この装置は臨床検査自動化の花形で,本誌でもたびたび紹介されているので,前書きを要しないであろう.この種の装置は分析操作の違いから,フローシステムとバッチシステムに分かれる.前者はチューブに順次試料,希釈液,試薬を混合して流し,透析,加熱などの操作を加えて発色させ,比色計で分析結果を出す.一方バッチシステムは,用手法と同じく試験管の中で反応させる方式で,その過程を自動化したものである.フローシステムはテクニコン社の特許で有名な,すぐれた方式である.一方バッチシステムも,用手法との相関,融通性などの点で特徴をもっている.
ここではフローシステムを中心にそのメカニズムを述べる.
この装置は臨床検査自動化の花形で,本誌でもたびたび紹介されているので,前書きを要しないであろう.この種の装置は分析操作の違いから,フローシステムとバッチシステムに分かれる.前者はチューブに順次試料,希釈液,試薬を混合して流し,透析,加熱などの操作を加えて発色させ,比色計で分析結果を出す.一方バッチシステムは,用手法と同じく試験管の中で反応させる方式で,その過程を自動化したものである.フローシステムはテクニコン社の特許で有名な,すぐれた方式である.一方バッチシステムも,用手法との相関,融通性などの点で特徴をもっている.
ここではフローシステムを中心にそのメカニズムを述べる.
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