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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻10号

1972年10月発行

文献概要

Senior Course 生理

計測用体表電極(7)—生体電気現象のDC記録と電極

著者: 深井俊博1

所属機関: 1日本光電工業KK開発部

ページ範囲:P.1168 - P.1168

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はじめに
 今回は今までに述べられた心電や脳波などにくらべてずっと緩慢な生体電気現象,たとえば皮膚電気反射(GSR),直流ニスタモグラフ(DC-ENG)における電極の諸問題について概説する.GSRは精神電流現象で,汗腺の興奮にもとづく活動電位をみるものである.測定法としては通電法と電位法の2種類がある.
 通電法では2つの電極を手掌と他の身体部位につけて数10μAの電流を流しておいて,暗算をさせたり,連想をさせたり,外から刺激を与えたり,本人自ら興奮したりすると電流値の増加が生じる.これは見かけ上抵抗が変化したことになるので皮膚抵抗反射(Skin Resistance Reflex;SRR)ともいわれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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