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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻11号

1972年11月発行

文献概要

特集 輸血業務と臨床検査

産婦人科ならびに新生児・小児科における輸血手技の特異性

著者: 白川光一1

所属機関: 1香椎病院(福岡大暫定病院)産婦人科

ページ範囲:P.1320 - P.1328

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 輸血は近代医学における最有力な治療手段の1つであるが,産婦人科はその必要度,ことに緊急輸血の最も大なる科の1つであり,また新生児期には交換輸血という独特の輸血療法が不可欠となっており,さらに新生児〜小児期においては,近年その外科手術成績の向上が刮目されるに至っているが,その最大の原因の1つとしては輸血(液)手技の進歩をあげなければならないものと考えられる.そしてこれらの領域における輸血に関しては主として微小手技的(microtechnique)な純粋の手技上の特殊性が要求される点が少なくないほか,使用血液選択に関しても特殊の血清学的考慮が要求される.そして本特集号に著者へのテーマが設けられたゆえんもここに存在すると考えられるので,本稿ではこれらの特殊事情に重点をおいて述べることとする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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