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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻11号

1972年11月発行

文献概要

特集 輸血業務と臨床検査

血液透析と輸血

著者: 太田和夫1

所属機関: 1東京女医大・理論外科

ページ範囲:P.1329 - P.1333

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 血液透析は血液そのものを治療の手段として使用するのであるが,もっぱら興味の中心は血液透析を受けている患者の病態についてであり,従来から血液それ自体の変化を追求した研究は比較的少なかったといわざるをえない.一方,輸血に関しては,肝炎の発生予防の見地から,また白血球抗原による患者の感作があとに腎移植をやった場合に問題となることより,何とかして血液の使用量を減少させようと多大の努力がはらわれている段階なのである.
 ここでは臨床検査や輸血業務に携わる方々に血液透析の実際を紹介するとともに,解決をせまられている2,3の問題について触れてみよう.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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