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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻12号

1972年11月発行

文献概要

技術解説

色素希釈法

著者: 赤塚宣治1

所属機関: 1東大第1内科

ページ範囲:P.1393 - P.1400

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 近年循環器疾患のみに限らず,循環動態の変化を適確に把握し,病的状態の改善に,その情報を応用していこうとする努力がなされている.循環動態の把握には,一般に,心電図,各種動静脈圧,ガス分析,循環,心拍出量,各種循環量(循環血液量,循環血漿量など)などの記録,測定が行なわれる.ここで概説する色素希釈法は,このうちの主として心孤出重測足を目的とするものである.色素希釈法は,広く指示薬希釈法と呼ばれるものの一部であり,色素を指示薬にしたものを意味している.色素以外の指示薬としては,アイソトープ,熱,アスコルビン酸などが用いられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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