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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻12号

1972年11月発行

文献概要

総説

実験動物(家畜)の血液型

著者: 細田達雄1

所属機関: 1農林省畜産試験場繁殖部

ページ範囲:P.1408 - P.1413

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 実験動物は医学の研究に欠くことのできないものである.したがって,目的の研究に十分な成果が得られるか否かは用いられる実験動物の種類と個体によって大きく支配される.そのためラットなどは純系にしたものが実験に供用されている.しかし,同じ系統のものでも個体により血液型が著しく違っているから,それを無視して実験が行なわれた場合,研究目的によってはまったく予期に反する成果しか得られない場合も起こりうる.したがって,実験動物が現在どんな血液型に分類されているかを知っておく必要がある1).血液型は赤血球の分類と血清の多型の2つに大きくわけられる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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