文献詳細
文献概要
検査室の常用機器・5
超純水製造装置
著者: 原口忠征1
所属機関: 1日本ミリポア・リミテッド大阪技術センター
ページ範囲:P.1444 - P.1447
文献購入ページに移動 科学と産業に使用される水は,たいがい水中に存在する汚染物を除去または減少するために処理されねばならない.多くの場合,1つあるいは2つの汚染物を除去したり減少したりすることのみが要求されるが,最近発展している精密を要求する応用面においては,すべての汚染物を除去せねばならない.
たとえば,きわめて高純度の水は試薬を製造するためには不可欠であり,同様な高純度の水は多くの実験室でも必要である.概してこの純水という考え方において,過去10-20年間に種々の要素が変わってきた.すなわち水の中に含まれる汚染物の許容範囲はppmからppbの限度として定義されつつある.今日,高純度の水は電子工業界などの精密工業・製医薬工業においては1日あたり300-400トンもの多量の使用が要求せられ,研究所などにおける分析検査に要する水として,もちろん欠かすことのできないものである.
たとえば,きわめて高純度の水は試薬を製造するためには不可欠であり,同様な高純度の水は多くの実験室でも必要である.概してこの純水という考え方において,過去10-20年間に種々の要素が変わってきた.すなわち水の中に含まれる汚染物の許容範囲はppmからppbの限度として定義されつつある.今日,高純度の水は電子工業界などの精密工業・製医薬工業においては1日あたり300-400トンもの多量の使用が要求せられ,研究所などにおける分析検査に要する水として,もちろん欠かすことのできないものである.
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