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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻12号

1972年11月発行

文献概要

新しい機器の紹介

リューコサイトメーターによる白血球算定の使用経験について

著者: 北島幸一1 足立恵美子1 菅野与作1 高原喜八郎1

所属機関: 1日本専売公社東京病院検査科

ページ範囲:P.1461 - P.1463

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はじめに
 白血球数の算定検査は年々どこの病院でも日常件数の増加に伴って,耳朶採血から静脈採血による検査の方向へと移行してきている.それと平行して抗凝固剤,使用器具,検査法などもまた複雑化しており,近年は各種の自動血球計数装置が目算法にとって替わりつつあるが,いずれも100万円前後の高価品であるのが普及を妨げている.従来から白血球算定は計算板法によつて最も多く行なわれてきたが,この方法は算定が算定者自身の目によるというところから,白血球を他のものから区別するという点ですぐれており,他のどんな精密な機器でもこの点には及ばない長所をもっている.
 しかしこれにも,種々の要因で測定誤差を生じてくることはよく知られているところであった.最近われわれは米国Biolar社のリューコサイトメーター(Leucocytometer,以下LMと略す)というセミ自動化白血球専用測定器を使用する機会を得たので,ここにその使用経験を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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