文献詳細
文献概要
検査機器のメカニズム・11
シンチスキャナとシンチレーションカメラ
著者: 瓜谷富三1
所属機関: 1東芝KK医用機器事業部
ページ範囲:P.1472 - P.1473
文献購入ページに移動1.アイソトープイメージ装置
核医学検査法で使われる代表的な装置として,シンチスキャナとシンチレーションカメラのメカニズムを説明する.いずれも患者にラジオアイソトープを与え,特定の臓器で摂取される状況を,体外から計測し形態を記録する.シンチスキャナは分解能・測定範囲の点ですぐれているが,γ線検出器の走査は機械的な方法であるため測定時聞が長い(10-40分)のが欠点とされている.
これに対してシンチレーションカメラは機械的走査部のない方式で,時間的なむだがなく,短寿命のRIを大量に使用でき,時々刻々の変化も精密にとらえることができるようになった.シンチレーションカメラはいくつか種類があるが,ここでは光電子増倍管を多数使うアンガー型について述べる.
核医学検査法で使われる代表的な装置として,シンチスキャナとシンチレーションカメラのメカニズムを説明する.いずれも患者にラジオアイソトープを与え,特定の臓器で摂取される状況を,体外から計測し形態を記録する.シンチスキャナは分解能・測定範囲の点ですぐれているが,γ線検出器の走査は機械的な方法であるため測定時聞が長い(10-40分)のが欠点とされている.
これに対してシンチレーションカメラは機械的走査部のない方式で,時間的なむだがなく,短寿命のRIを大量に使用でき,時々刻々の変化も精密にとらえることができるようになった.シンチレーションカメラはいくつか種類があるが,ここでは光電子増倍管を多数使うアンガー型について述べる.
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