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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻12号

1972年11月発行

文献概要

Senior Course 血液

血小板抗体(4)—セロトニン摂取試験とセロトニン放出試験

著者: 安永幸二郎1

所属機関: 1京大・第1内科

ページ範囲:P.1478 - P.1478

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 血液中のセロトニンの大部分は血小板に存在するが,これは血小板で合成されるのではなく,摂取されるのである.この摂取を抑制するものとして,レセルピン,イミプラミン,などの薬剤が知られているが,血小板抗体にもこの効果が認められ,血小板抗体の検出に利用することが行なわれる1,2)(セロトニン摂取試験).
 一方,血小板にトロンビンやコラーゲンを作用させると,ADP,セロトニン,血小板第3因子などの放出がみられるが,血小板抗体にもこの効果がみられ,かなり鋭敏であるところから,われわれはこれをセロトニン放出試験として報告した3)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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