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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻2号

1972年02月発行

文献概要

ひろば

指さし呼称の提案

著者: 村田徳治郎1

所属機関: 1慈生会ベトレヘム病院検査科

ページ範囲:P.186 - P.186

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 毎日,私は駅頭で電車の乗り降りや停止・発進の際,駅員が手を左右にあげて安全を確認するサインにいっも感心する.安全を確保するためには単に頭や目で判断するだけではまだ完全とはならない,という証明のように思われる.
 私どもの毎日の検査業務の初め終わりに,火災やガスもれの防止にそこの責任者だけが気をつけるだけでは不充分で,電気やガスを使用する器械が特に多い検査室では,ひとりひとりが十分気をつける必要があるのはいうまでもない.まして試薬や器械には発火性の高いものが多い.特に炎光光度計のように空気とガスを使用する場合,ちょっとという気持で点火したまま席をはずす人が多い.そこにエーテルを,他の検査をしていたものが置いて,いま少しでとりかえしのつかない事故を起こすところであった,と知人は話していた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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