icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻4号

1972年04月発行

文献概要

技術解説

オーストラリア抗原の検出法—3種の寒天ゲル内反応

著者: 伊藤碩侯1 山田守英1

所属機関: 1北海道赤十字血液センター

ページ範囲:P.347 - P.356

文献購入ページに移動
 オーストラリア抗原(以下Au抗原)は,周知のように1964年Blumbergらによって発見されて以来,諸家によって各種疾患,特に血清肝炎と密接な関係にあることが明らかとなり,今日,世界的に多くの研究者によって,この抗原と肝炎ウイルスの関係が追求されている2-5).なお,PrinceによるSerum Hepatitis(SH)抗原5),Gocke6),あるいは大河内ら7)が単独で見いだした抗原などは,いずれも免疫血清学的にAu抗原と同一のものであることが確認されている.そこでこれらの抗原を総称して,Hepatitis Associated Antigen(HAA)8)とも呼んでいる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?