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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻4号

1972年04月発行

文献概要

技術解説

ヒストプラスマ症の病理と検査

著者: 今井三喜1

所属機関: 1東京女医大・病理

ページ範囲:P.364 - P.371

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ヒストプラスマ症の概観
 ヒトプラスマ症(Histoplasma症)は真菌の一種であるHistoplasma capsulatumの感染によって起こる,結核症に類似点の多い疾患である.本症はミシシッピー河流域を主とする北米中東部に多く,土壌中の雑菌として存在するHistoplasma capsulatumの空気感染によるものと考えられている.
 1945年,Emmonsは結核症におけるツベルクリン反応に類似しているヒストプラスミン反応を発見した.これが本症の疫学的研究,臨床診断に有力な手がかりとなっている1,2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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