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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻5号

1972年05月発行

文献概要

研究

マカロニを用いたシロネズミ大動脈の顕微鏡標本の作り方

著者: 中館興一1 高橋ミツ子1 矢川寛一2

所属機関: 1岩手医大教養部化学科 2岩手医大病理学第1講座

ページ範囲:P.529 - P.531

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 マカロニで組織片を支持することにより,確実かつ容易に大動脈壁の縦断面標本を作る方法を述べた.すなわち,縦に切り開いた大動脈を任意の長さに切断し,内膜面を内側にしてうず巻き状に巻いてからマカロニの円筒につめ,凍結して薄切する.切片は水に浮かべるとマカロニから自然に離れ,伸展して細長い縦断面となる.
 残った組織片はマカロニごとアルコール脱水をすすめ,純アルコール脱水時に組織片からマカロニを除きパラフィン包埋を行なって薄切する.この標本は最初の整形どおり,うず巻き状のものが得られる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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