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文献概要
ME機器の安全対策・7
生理検査室における安全対策
著者: 本間伊佐子1 石山陽事1 江部充1
所属機関: 1ME機器安全対策研究会
ページ範囲:P.721 - P.725
文献購入ページに移動 生理学的機能検査が広く行なわれるようになり,各種のME機器が使用されてきた.心電図,心音図,脳波,筋電図,脈波,超音波,基礎代謝,各種の呼吸機能などの検査に,それぞれ独立した単能機器が用いられるばかりでなく,さらに高度の複雑な機能検査も要求され,そのためには種々の機器を組み合わせて使用することも多い.したがって機器が複雑化してゆく傾向にあるが,必要性に応じて最小限の組み合わせで使用することが望ましい.むやみに装置を複雑化したり大型化したりすることは機能面と,人体安全性の立場から避けたいものである.機械が複雑になればなるほど,安全性について考慮をはらわなければならないことは当然である.一方,日常頻繁に用いられている機器では,これらの操作に慣れてしまって,とかく無意識的に操作してしまうために,かえって安全性がなおざりにされることもある.
生理学的検査の場合には,まず第1に患者ならびに検査に対する安全性が考慮されねばならない.次に機器に対する障害の除去に主眼がおかれる.
生理学的検査の場合には,まず第1に患者ならびに検査に対する安全性が考慮されねばならない.次に機器に対する障害の除去に主眼がおかれる.
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