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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻7号

1972年07月発行

文献概要

私のくふう

病理組織標本固定容器

著者: 鈴木盛雄1

所属機関: 1岩手県立磐井病院臨床検査科

ページ範囲:P.742 - P.742

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 組織および臓器の固定は,組織標本作製のたいせつな第1歩であるから,組織を取り出したら,迅速かつ簡易に十分なる固定が必要である.
 従来,組織および臓器を写真撮影,くぎによる張り付け,固定液に浸漬していたが,金属が腐蝕し,さびが組織中に溶出,浮き上がり,固定液が均等に浸透せず,変質しやすく,変形,部分的組織の収縮,細部構造の破壊,自家融解が起こり,標本所見に悪い影響を与えるなど,種々欠陥があった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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