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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻8号

1972年08月発行

文献概要

技術解説

骨髄穿刺液からの切片標本作製法とその見方

著者: 神山隆一1 斎藤菊蔵2 牧野三四子3 伊東佐知子3 折笠美枝3

所属機関: 1東京医歯大第1病理,兼中央検査部病理検査科 2東京労災病院病理検査科(前東京医歯大病院中央検査部) 3東京医歯大病院中央検査部病理検査科

ページ範囲:P.815 - P.820

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 1929年Arinkin1)により始められた骨髄穿刺法は,血液疾患をはじめ種々の疾病の際に欠くべからざる検査法の1つとなっている.
 この骨髄穿刺において,有核細胞数および塗抹標本からのみでは,末梢血が混入したために,一見細胞数が少なく見えるのか否か判断困難な場合が少なくない.この際,同時に骨髄組織標本を作製することにより,骨髄が真に低形成であるのか否か,またその程度,逆には過形成の状態なども正確に知りうるのである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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