文献詳細
文献概要
検査室の常用機器・2
恒温器
著者: 白戸四郎1
所属機関: 1神奈川県立衛生短大
ページ範囲:P.862 - P.865
文献購入ページに移動 はじめに恒温器という名前であるが,この名前の定義はそれほど一定してはいない.人によって恒温水槽を考える人もあれば,孵卵器を考える人もある.商品名としてどちらにも使われているし包括して使う場合もある.さらに,われわれが検査室で使うものばかりでなく環境試験器などまで含まれるという人もある.しかし本稿では検査室の常用機器としての恒温器ということであるから,その範囲内で包括的に考えることにしたい.
さて科学機器協会で毎年出版する科学機器総覧では媒体を液体とするものを恒温槽,空気を媒体とするもののうち乾燥を目的とするものを乾燥器,灰化・加熱を目的とするものを電気炉・加熱器,細菌培養などを目的とするものを定温器と分類している.したがってウォーターバスは恒温槽に,孵卵器,低温恒温槽,ディープフリーザーなどは定温器の中にはいる.
さて科学機器協会で毎年出版する科学機器総覧では媒体を液体とするものを恒温槽,空気を媒体とするもののうち乾燥を目的とするものを乾燥器,灰化・加熱を目的とするものを電気炉・加熱器,細菌培養などを目的とするものを定温器と分類している.したがってウォーターバスは恒温槽に,孵卵器,低温恒温槽,ディープフリーザーなどは定温器の中にはいる.
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