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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻8号

1972年08月発行

文献概要

新しいキットの紹介

‘DyAmyl’によるアミラーゼ測定法

著者: 小田原美津1 中根清司1

所属機関: 1名大病院検査部臨床化学

ページ範囲:P.896 - P.899

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 アミラーゼ活性測定法として,徒来から検討されてきたamyloclastic法1-3),saccharogenic法4)は,いずれも基質としてデンプンが用いられるが,誤差を伴う種種の欠点がある.特に,基質となるデンプンはアミロースとアミロペクチンの混合物であり,その混合比は原料により異なり,また収穫の時期,温度などにより異なり,測定値の大きいバラツキの原因となるものである.
 最近,Ceska5,6),Babson7,8),Klein9,10)らによりchromogenicな基質を用いる方法が開発された.そのなかの小野薬品から‘DyAmyl’の名で発売されたReacton Red−2Bと結合したアミロペクチンを基質としたアミラーゼ測定キットを検討する機会を得たので,その結果を報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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