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文献詳細

雑誌文献

臨床検査16巻8号

1972年08月発行

文献概要

Senior Course 血清

多発性骨髄腫(2)

著者: 稲井真弥1

所属機関: 1大阪成人病センター免疫血清検査科

ページ範囲:P.917 - P.917

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3.多発性骨髄腫の免疫学的検査法
 先に述べたように多発性骨髄腫(MMと略す)は形質細胞の腫瘍性増殖により,免疫グロブリンの産生異常をきたす疾患であり,MMの診断確定には免疫学的な検査法は重要な役割をもっている.すなわちM成分を証明し,このM成分を形成する免疫グロブリンの種類,つまりIgG型のMMかあるいはIgA型かなどを決定し,またそのL鎖の型を決め,さらに各免疫グロブリンの定量を行なうなどすべて免疫学的な方法,主としてゲル内沈降反応によって行なわれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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