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学会印象記 第4回国際組織細胞化学会議
ゆきわたった細胞化学の応用
著者: 渡辺慶一1
所属機関: 1慶大病理
ページ範囲:P.43 - P.43
文献購入ページに移動 国際組織細胞化学会議(International Congress ofHistochemistry and Cytochemistry)は,その第1回会議が1960年にパリで開かれて以来,フランクフルト・アム・マイン(1964年),ニューヨーク(1968年)を経て,今回の京都の会議で第4回を数える.この第4回会議を日本に迎えるについては,西のGomoriと並び,東の高松として,アルカリホスファターゼの組織内局在の証明法を初めて考案・発表し,酵素組織化学の門戸を開き,現代組織細胞化学隆盛の基礎を築いた高松英雄教授(京大結研細胞化学部)の功績を讃える意味が含まれているといえるだろう.かくして第4回会議は,高松教授を会長として,8月21日から5日間,京都は平安神宮に近い京都会館で開催された.
参加人員は総数745名,そのうち外国からの参加者270名(米国142名,その他138名).日本人参加者475名であった.各国から細胞化学,Cell Biology,解剖,病理学などの第一人者が集まり,予想以上の活気を呈したが,開幕演説を予定されていたSeligman (米国),Caspersson (スウェーデン)の両教授が,健康不良のため参加できなかったのは残念であった.
参加人員は総数745名,そのうち外国からの参加者270名(米国142名,その他138名).日本人参加者475名であった.各国から細胞化学,Cell Biology,解剖,病理学などの第一人者が集まり,予想以上の活気を呈したが,開幕演説を予定されていたSeligman (米国),Caspersson (スウェーデン)の両教授が,健康不良のため参加できなかったのは残念であった.
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