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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻1号

1973年01月発行

文献概要

新しいキットの紹介

血清尿酸測定の簡易化されたキットの検討

著者: 八島弘昌1 野中清美1 富浦茂基1 竹久元彬1

所属機関: 1広島県立広島病院第2研究検査科

ページ範囲:P.86 - P.88

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はじめに
 尿酸は核タンパク代謝の終末産物で核タンパクを構成するプリンの老廃物で,その存在は古くから知られ,1776年に尿中から分離され,また痛風結節中には結晶として存在する.
 血液中の尿酸はFolin-Denisの比色法が報告されて広く測定されるようになり,一般にタングステン酸発色法とウリカーゼ法とがあり,ウリカーゼ法は操作が煩雑で一般の検査室には不向きであるといわれる.タングステン酸発色法は,リンタングステン酸が弱い還元を受けてもタングステン青を呈することを利用し,尿酸のアルカリ性での還元力による青色を比色定量する方法である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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