文献詳細
文献概要
検査と主要疾患・1【新連載】
胃癌
著者: 畠山茂1
所属機関: 1横浜市大第2病理
ページ範囲:P.110 - P.111
文献購入ページに移動 癌の中でも,最も日本人に多い胃癌を選んだ.現今胃の検査法の主要なるものとして,X線,内視鏡(胃カメラ,ガストロファイバースコープ),胃生検,細胞診,胃液検査,糞便の潜血反応などがあげられる.
胃腸の不定愁訴をもった癌年齢の患者が,実地医家を訪れた場合,最初に受ける検査は,おそらくX線検査と糞便の潜血反応であろう.あるいは直接専門病院でX線,内視鏡,胃生検といったコースをとりうる場合もある.内視鏡の技術が発達し,ファイバー・スコープによる胃生検が容易になったので,一時盛んに行なわれた胃細胞診は現在あまり行なわれなくなった.
胃腸の不定愁訴をもった癌年齢の患者が,実地医家を訪れた場合,最初に受ける検査は,おそらくX線検査と糞便の潜血反応であろう.あるいは直接専門病院でX線,内視鏡,胃生検といったコースをとりうる場合もある.内視鏡の技術が発達し,ファイバー・スコープによる胃生検が容易になったので,一時盛んに行なわれた胃細胞診は現在あまり行なわれなくなった.
掲載誌情報