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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻12号

1973年11月発行

文献概要

技術解説

LDHアイソエンザイムの測定法とデータの読み方

著者: 嵯峨実枝子1 菅野剛史2

所属機関: 1慶大病院中央臨床検査部 2慶大中検

ページ範囲:P.1447 - P.1455

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 LDHアイソエンザイムの分画法としては①電気泳動1)によるもの,②カラムクロマトグラフィー2-4)によるもの,③物理的5),化学的6)阻害によるもの,④免疫学的方法7)によるものなどがあげられる.
 しかし多くは電気泳動によるものが簡便であり分画後の濃度計によるデンシトメトリーも可能であるので広く用いられている,電気泳動法に用いる支持体はカンテンゲル8),セルロースアセテート膜9),濾紙10),デンプンゲル11),ポリアクリルアミドゲル12)などがある.染色はWieme13)によって開発され,Van der Helm14)によるNBT染色法が広く普及している.わが国では吉田ら15)の研究改良によりこれを用いたカンテンゲルによる分画法が規準化されている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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