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文献概要
異常値の出た時・11
尿酸の高い時,低い時
著者: 大森清彦1
所属機関: 1大阪府立成人病センター・内科
ページ範囲:P.1484 - P.1491
文献購入ページに移動 最近ようやく,医師も一般人も痛風への関心が高まり,還元法の改良により日常簡易に安定な尿酸値も得られるようになり,加えてここ10数年来の急速なプリン代謝研究の進展に伴って尿酸の動向が種々なる興味ある代謝病態を反映することも判明するに至り,その測定は痛風のみならず多くの病態情報を提供し臨床的意義の大きいことがわかるとともにその需要が急増してきている.以下今後ますます需要増大の予想される尿酸測定が,"考える検査"として十分臨床に活用されるために基盤となる尿酸変動の機作に主眼を置き,各種病態や要因について具体的に,一部他の主要関連検査項目ないし成績もあわせて述べる.
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