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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻12号

1973年11月発行

文献概要

新しいキットの紹介

HBDH-UVテストによる血清α-ハイドロオキシ酪酸脱水素酵素活性の測定

著者: 金谷正子1 浜田恵美子1 芦田康博1 児島淳之介1

所属機関: 1大阪府立成人病センター臨床酵素検査室

ページ範囲:P.1514 - P.1517

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はじめに
 血清乳酸脱水素酵素(LDH)活性の測定は,心筋硬塞,肝疾患,悪性腫瘍など種々の疾患の診断に用いられているが,さらに臓器特異性を高める必要があり,電気泳動法その他によるアイソザイムの解析が行なわれている.
 一方,血清α-ハイドロオキシ酪酸脱水素酵素(HBDH)は種々の疾患で増加するが,GOT,LDHなどよりも心筋硬塞に対する特異性が高く,めんどうなLDHアイソザイムに替わって用いられ,肝疾患との鑑別には血清HBDH/LDH比の測定が有用と考えられている1,2).また異常値を示す持続期間が長いので,予後の判定にも役だつ.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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