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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻12号

1973年11月発行

文献概要

新しい機器の紹介

簡易比色システム(RaBA System)の検討

著者: 笹村強1

所属機関: 1国立小児病院研究検査科

ページ範囲:P.1518 - P.1522

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はじめに
 今日,日常検査の自動化が進むにつれ,定時に提出された検体は,同一項目ごとに一括されて自動分析される傾向にある.
 しかし,緊急検査や散発的に提出された小数検体の処理が困難なことがしばしばある.これら検体の処理にはできるだけ簡易・迅速に,しかも正確・精密な成績が得られる方法が望まれる.このような場合,最近発売された簡易比色システム(RaBA System)は標準液や検量線を用いずに,またチャンネルの切り替えで多項目の検査が同時にでき,測定値がデジタルで得られるので適当な装置と思われる.本装置の性能を検討するため,本法と従来法による成績との比較,精密度,正確度,溶血およびビリルビンの影響などを吟味した1).また本システムによる他施設の成績も一括して比較検討した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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