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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻13号

1973年12月発行

文献概要

技術解説

リステリア症の臨床検査

著者: 永井龍夫1

所属機関: 1札幌医大病院中検

ページ範囲:P.1569 - P.1575

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 リステリア症(以下L症と略記)はリステリア菌(Listeria monocytogenes;以下L菌と略記)の感染症で,ヒトの病型としては髄膜炎が最も多い.なおL症では髄膜炎のみでなく脳炎を伴うことがあり,これはL菌感染症の特徴とされている.化膿性髄膜炎の原因菌にはいろいろの細菌が知られているから,L症の確実な診断には患者材料からのL菌の分離同定が絶対に必要である.したがってL症の臨床検査の主体は細菌検査ということになる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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