文献詳細
文献概要
異常値の出た時・12
RT3U(Resin Triiodothyronine Uptake)の高い時,低い時
著者: 飯野史郎1
所属機関: 1昭和大第3内科
ページ範囲:P.1596 - P.1603
文献購入ページに移動 Saturation analysisによる甲状腺機能の間接的表示法は,トリオソルブ・テストを皮切りにしてレゾマットT3,サイオパック−3というようにしだいにその数を増しつつあるが,その原理は同一で,サイロキシン結合タンパク(TBP)の甲状腺ホルモン不飽和度を知ることによって,TBPに結合している甲状腺ホルモンの相対量を知り,甲状腺機能の指標としようというものである.
初期においては,TBPの不飽和分を飽和させるのに用いるTriiodothyronine(T3)は131Iで標識されており,遊離の131I-T3を吸着させる吸着剤にレジンを使用したため,本法の一般名はResin131I-T3 uptakeと呼ばれていたが,最近では131Iの代わりに125Iが用いられ,レジンの代わりにサイオパック−3のようにセファデックスG−25が用いられたり,MgCO3またはアルブミンマイクロスフィアが用いられたりするため,これらを一括してResin 131I-T3 uptakeと呼ぶことは不都合となるに至った.
初期においては,TBPの不飽和分を飽和させるのに用いるTriiodothyronine(T3)は131Iで標識されており,遊離の131I-T3を吸着させる吸着剤にレジンを使用したため,本法の一般名はResin131I-T3 uptakeと呼ばれていたが,最近では131Iの代わりに125Iが用いられ,レジンの代わりにサイオパック−3のようにセファデックスG−25が用いられたり,MgCO3またはアルブミンマイクロスフィアが用いられたりするため,これらを一括してResin 131I-T3 uptakeと呼ぶことは不都合となるに至った.
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