文献詳細
文献概要
総説
抗核抗体
著者: 奥田正治12
所属機関: 1東京医歯大内科 2文京女学院医学技術科
ページ範囲:P.384 - P.389
文献購入ページに移動 今日,全身性エリテマトーデス(SystemicLupus Erythematosus;SLE)の診断には,随伴せる多種多様な臨床病像からまず本疾患を推察し,次に本症に最も特徴ある免疫血清学的異常所見,あるいは生検による病理組織学的異常像をもって確定させる方法がとられている.
SLE症例の血清中にのみ必須に認められ,かつ本症に最も特異的な免疫血清学的異常所見とは,抗核抗体の陽性と血清補体価(C'H50)の著しい低下の2点があげられると考える.
SLE症例の血清中にのみ必須に認められ,かつ本症に最も特異的な免疫血清学的異常所見とは,抗核抗体の陽性と血清補体価(C'H50)の著しい低下の2点があげられると考える.
掲載誌情報