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文献概要
化学検査のうつりかわり・4
総タンパク定量
著者: 井川幸雄1
所属機関: 1東京慈恵医大病院中検部
ページ範囲:P.414 - P.419
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タンパク質は非常に複雑で大きな分子なので,測定に利用しうる化学的あるいは物理化学的性質を多数もっている.たとえば,タンパク質は多種類のアミノ酸からできているので,それぞれのアミノ酸の示す呈色反応はタンパク質についてもみられることになるし,高分子物質のもつ種々の物理化学的性質の中には定量に使用できるものも多い.したがって多くの定量法があるが,まず最初に臨床検査として実用化された代表的な方法を列挙してみよう.
タンパク質は非常に複雑で大きな分子なので,測定に利用しうる化学的あるいは物理化学的性質を多数もっている.たとえば,タンパク質は多種類のアミノ酸からできているので,それぞれのアミノ酸の示す呈色反応はタンパク質についてもみられることになるし,高分子物質のもつ種々の物理化学的性質の中には定量に使用できるものも多い.したがって多くの定量法があるが,まず最初に臨床検査として実用化された代表的な方法を列挙してみよう.
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