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Senior Course 細菌
緑膿菌の同定(4)
著者: 五島瑳智子1
所属機関: 1東邦大微生物
ページ範囲:P.580 - P.580
文献購入ページに移動5.グルコン酸酸化試験(Gluconate oxidation test)
緑膿菌はグルコン酸を酸化して,2-ケトグルコン酸を生成する.この反応はPseudomonas属の中では緑膿菌のほかには陽性を示す菌種は少なく,P.cepacia,P.Fluo-rescens,P.putidaなどの一部が陽性である.陽内細菌科の中ではKlebsiella,Serratia,Citrobacter,Proteusなど,その他Vibrio,Aeromonasも陽性を示す.
緑膿菌の陽性率は他の試験に比べてやや低く,近年分離報告のふえているムコイド株も陰性を示す株が多い.
緑膿菌はグルコン酸を酸化して,2-ケトグルコン酸を生成する.この反応はPseudomonas属の中では緑膿菌のほかには陽性を示す菌種は少なく,P.cepacia,P.Fluo-rescens,P.putidaなどの一部が陽性である.陽内細菌科の中ではKlebsiella,Serratia,Citrobacter,Proteusなど,その他Vibrio,Aeromonasも陽性を示す.
緑膿菌の陽性率は他の試験に比べてやや低く,近年分離報告のふえているムコイド株も陰性を示す株が多い.
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