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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻5号

1973年05月発行

文献概要

Senior Course 細菌

緑膿菌の同定(4)

著者: 五島瑳智子1

所属機関: 1東邦大微生物

ページ範囲:P.580 - P.580

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5.グルコン酸酸化試験(Gluconate oxidation test)
 緑膿菌はグルコン酸を酸化して,2-ケトグルコン酸を生成する.この反応はPseudomonas属の中では緑膿菌のほかには陽性を示す菌種は少なく,P.cepacia,P.Fluo-rescens,P.putidaなどの一部が陽性である.陽内細菌科の中ではKlebsiella,Serratia,Citrobacter,Proteusなど,その他Vibrio,Aeromonasも陽性を示す.
 緑膿菌の陽性率は他の試験に比べてやや低く,近年分離報告のふえているムコイド株も陰性を示す株が多い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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