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文献概要
第1回樫田記念賞受賞論文・3
オートアナライザーSMA 12/60の改良
著者: 宮原洋一1
所属機関: 1鳥取大病院検査部生化学
ページ範囲:P.971 - P.979
文献購入ページに移動 現在の臨床検査室における最大の関心事は,いかにして年ごとに増加する検査材料を限られた労力で,より高精度に分析するかに集約することができる.測定ステップの簡易化,試薬のキット化などその端的なあらわれであるし,さらに自動化学分析装置による分析操作ないしデータ処理の自動化は,能率向上とともに検査精度の向上に強い期待がよせられている1).
自動化学分析装置は分析機構によってコンティニュアスフロー・システム(連続流れ方式)と,ディスクリート.システム(分離方式)に大別でき,最も古くから臨床検査領域に進出したテクニコン社のオートアナライザー(AAと省略)は,唯一のフロー方式である.一方,分離した反応管の中で自動分析を行なうディスクリート方式は,最近急速に普及した装置で,わが国でもすでに実用期にはいっている.また省力効果をいっそう高めるため,同じ試料から同時に分析できる項目を多くした多チャンネル自動分析装置の普及も,最近の注目すべき傾向である.
自動化学分析装置は分析機構によってコンティニュアスフロー・システム(連続流れ方式)と,ディスクリート.システム(分離方式)に大別でき,最も古くから臨床検査領域に進出したテクニコン社のオートアナライザー(AAと省略)は,唯一のフロー方式である.一方,分離した反応管の中で自動分析を行なうディスクリート方式は,最近急速に普及した装置で,わが国でもすでに実用期にはいっている.また省力効果をいっそう高めるため,同じ試料から同時に分析できる項目を多くした多チャンネル自動分析装置の普及も,最近の注目すべき傾向である.
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