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文献詳細

雑誌文献

臨床検査17巻9号

1973年09月発行

文献概要

走査電顕の目・9

骨髄実質

著者: 小川哲平1

所属機関: 1慶大内科

ページ範囲:P.1029 - P.1030

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 骨髄は全身の骨格の髄腔を満たしていて,その重量は平均約2,600gに達し,肝や脳に匹敵する大きな臓器である.骨髄は血液細胞の産生,分化,成熟,遊出という造血機序の他に,これに随伴して種々の物質代謝が活発に営まれている.
 骨髄組織は,静脈洞が四通八達しており,この静脈洞網の網眼を満たすのは,造血機能の状況に応じて増減する脂肪細胞である.これらの脂肪細胞は細網細胞に由来すると思われる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1367

印刷版ISSN:0485-1420

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